セーラー服と機関銃
ブログを始めるまで、趣味は読書と言ってきました。本にまつわる思い出を書いていきたいと思います。
一冊目に買った、赤川次郎さんの本
600冊以上も買って、読みまくってきた、赤川次郎さんの小説!
その中で、初めて買ったのが、この本です。
高校の時でした。
断捨離
学生時代(大学まで)に買った本は、ずっと実家の本棚に並んでいて、時々、帰った時に読み返したりしていました。
このあいだ母が、「そろそろ、昔の古いものを断捨離しようかな?」って言い初めて、真っ先に目をつけられそうになったのが、それらのマンガや小説、そして雑誌、写真集などの本(^_^;)
本棚以外にも、押し入れに入った段ボール箱の中に眠っています。かさばるし、量も多いから、早々に捨てられかねなくなったんで、"自宅に移動するから"と 話をし、先日、実家に帰った時に本棚に並んだ50冊ほどを持ち帰ってきました。
その中に、この本があり、おそらく20年ぶりぐらいに、中を開いて読んでいました。
映画
この本は、言わずとしれた、映画『セーラー服と機関銃』の原作本。
『野生の証明』で銀幕デビューした薬師丸ひろ子さんの人気を、一気に押し上げた作品です。
テレビで宣伝もバンバン流れていたし、友達と必ず見に行こうと約束をし、公開を楽しみにしていました。そんな時、書店でこの本を見つけました。
今の様にネットでネタバレが掲載される事もない時代なので、映画を見る前に、内容を知りたくなり、買ったのでした。
一気に引き込まれる!
それまで小説って、何日もかけて読んでいる状態が普通でした。読んでいたのは、推理小説やSF小説、または学校の推薦図書の類い。映像と違って、目に見えないから、時間や、その場所、空間が細かく文章で説明されているかと思います。だから、ワンシーン 読んだ後には、一旦 その部分を空想しながら思い返し、そしてイメージが出来てから、次に読み進んでいく。そんな読み方をしていたと思うし、だから時間もかかったかな?!。。。 と いう感覚を持っています。
それに対して、赤川次郎さんの本は、テンポが早く、最低限の説明で場面が展開します。でも、分からないという事は無く、頭の中にシーンが次から次へと浮かんできます。文字でありながら、映画の様に、次から次へと、そのシーンが頭に浮かんでいくテンポの良さに、一気に引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました。
最後
この本で、赤川次郎さんの名前を覚えた訳ですが、実は、600冊以上もの本を買う様になった きっかけは、この本ではありません (_ _) 出会いは、この本だった訳ですが。。。
それは、次の機会にでも書きます。
映画の方ですが、友達と見に行きました。ストーリーは既に本を読んでしまっていたので、知っていた訳ですが、やっぱり、映画は映画で とても良かった! 面白かった! と感じました。
小説同様、引き込まれてしまいました。
映画は、小説とは少し異なる部分もあって、自分としては、泉ちゃんのファンクラブ3人の活躍が少なかった事。特に小説では、謎解きをやっていく役回りにあった 智生くんの名推理シーンが少なかったのは残念でした(*_*)
でもホント、映画は映画で、とても楽しかったです。
実家から持って帰ってきた小説を読み返してみて、あの時の思い出が蘇ってきました。
おまけ
ちなみに映画で智生くんを演じていたのは、柳沢慎吾さんでした。