鹿児島の醤油
鹿児島の甘い醤油について書きます。
最初は。。。
大学を卒業し、今の 会社に入社して、鹿児島の地を踏んでから35年たちました。今は単身赴任で帰省のため、年に何回か帰るだけですが、人生の半分以上を暮らしている場所です。
ネットを見ると九州の醤油は甘い。特に南に行く程 甘く、鹿児島は特に甘い。他の土地から来た人はビックリします と出てきます(^^;)
自分も、その口でした。
鹿児島に赴任した翌日、会社の食堂に置いてあった醤油を使ったら、甘くて "何、これ!?" って感じで、食事を食べられなくなりました。
その後、食堂には鹿児島醤油と大手醤油メーカーの醤油が、辛口醤油として置かれる様になりました。県外から来た自分にとっては辛口醤油とされているのが普通の醤油。鹿児島の醤油が甘口醤油、という感じでしたが、鹿児島では甘い醤油が普通の醤油だったんです。
街の飲食店でも醤油を2種類置いてある店があり、最初の頃は ずっと辛口醤油を使っていましたが、鹿児島生活も長くなる中、少しずつ 甘い醤油を口にする様になり、いつの間にか鹿児島醤油が好きになりました。
単身赴任先にも鹿児島醤油が置いてあり、料理によって その醤油を使っています。
美味しい!
鹿児島醤油が甘い理由として 諸説ある様ですが、甘く とろみのある醤油が刺身の生臭さを消して食べやすくなるとか、魚などを煮物にする時に他の調味料を減らし味を調えやすいなど、料理を美味しくする為だという事が言われています。
自分も 料理によって鹿児島醤油を使うと書きましたが、自分が甘い醤油に慣れていく中で、この説は正しいかな?! と感じるようになっていきました。
熊本の馬刺しもそうですが、鹿児島名物の一つ 鶏刺し も、食べ比べると 甘い醤油の方が合います。とても美味しいです! (^^)
自分が使っている醤油
鹿児島醤油はメーカー毎、商品毎に 甘さが違うものが数多くあります。鹿児島県の人達にとって、辛口醤油と言われている醤油は、たいがいが同じような味だと思いますが、鹿児島醤油は、本当に色々な味の醤油があります。その中で、自分の家では、普段使いとして ”母ゆずり” を よく使っています。
自分は母が作ってくれた料理で、茄子を炒めた後、砂糖と醤油で味付けしただけのシンプルな 茄子の油炒め が好きですが、今は自分で自炊する中、良く作ります。これに、この醤油を使うと、砂糖は減らし、自分でも上手く作る事が出来ます。刺身も、魚によっては、この甘い醤油が美味しいと感じます。
また、自分が使ってみた中で、一番 甘く感じた ”専醤” という醤油がありますが、これが 卵かけご飯 には良く合います。町中には、卵かけご飯専用の醤油が売られてもいますが、それより安い価格の醤油で 美味しい 卵かけご飯 が食べられるので、卵かけご飯好きとしては 助かっています(^^;)
今後も、鹿児島醤油を、色々と試していきたい と思っています。