タイケさんの独り言

徒然なるままに、日々の事や思い出を書き込んでみたいと思います

座・寿鈴

 不要不急の外出自粛が呼びかけられる中ですが、用事があった鹿児島の自宅に帰省しました。事前にJALのPCR検査サービスを利用して、陰性は確認しました。

むろん、検査後に感染する事もあるので、気休めにしかなりませんが、自分の健康状態を確認し、周りへの迷惑を少しでも減らすには、これぐらいはしておかないといけないと思った次第です(^^;) 航空会社のサービスには感謝です。

しかし、それでも、医療従事者の家族は、「やっぱり、会うのは我慢しましょう!」って事で、ホテル住まいをし、今回も、家族が外出している隙間時間を狙って自宅に戻り、家の用事を片付けました。

そんな帰省生活の中での楽しみは、せっかく鹿児島に戻ったので、美味しい料理。それも、魚料理を食べるのが一番なので、今回も座・寿鈴におじゃましてきました。

 

予約時に、「県外者ですが、大丈夫ですか?」と聞いてみましたが、女将さんが構いませんと言ってくれましたし、大将も店員さんも歓迎してくれて、ホント感謝です。

 

やっぱり、ここでは刺身

ホテルを出る時、今日は煮魚を食べたいと思い、電話をして刺身盛りとアラカブの煮付けを頼んでおきました。店に着いたら、お客さんが少なかった事もあって、奥のカウンターを準備してくれていて、あまり他の お客さんとは出会わない位置にしてくれていました。1杯目のビールを頼むと、突き出し(関東では ”お通し” 、関西では ”付き出し” と言われる様ですね。料理の前に出てくるので、付き出しは おかしいと言われる方もおられるとか。。)と、頼んで置いた刺身盛りが出てきました。

今日は赤身と白身の魚に混じって、タコ,イカ が入りました。

タコは弾力があって、噛みしめると美味しさが広がります。イカは糸作りにしてあって、歯ごたえの中に、甘みを感じます。

 

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今日は刺身のツマに、島らっきょうが入っていました。

この店に通うようになるまでは、実は刺身のツマは、食べない人でした。郷里である高知県で食べる時も、刺身の下に敷かれた大根のケン等は、食べませんでした。唯一の例外が、カツオのたたき です。スライスしたタマネギなんかをしき、紫蘇や茗荷、あさつき、わけぎ、ネギ、ニンニクスライスなど、たたきの上に薬味を散りばめて、上から たたきだれ や ゆず醤油、ニンニクのヌタなどをかけます。それを、ツマ,薬味と共に豪快に食べるのが、自分の流儀でした。それ以外は、ホントに、刺身についているツマは、ただの添え物で、食べるものではないというのが自分の思いでした。

ところが、ここの女将さんに、大将が細工もほどこして、美味しいから食べてみて下さいと勧められ、それからは、この店ではツマを頂くのも、刺身を食べる時の楽しみです。今日は、島らっきょうの辛みがピリっと聞いて、良いアクセントになっていました。最近、島らっきょうは食べていなかったので、女将さんに、天ぷらが出来るか頼んでみると、快くOKしてくれたので、メニューにはない一品をオーダーしました。

 

アラカブの煮付け

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鯛 や カンパチでも出してくれますが、電話で、今日はアラカブ(かさご)が美味しいって事だったので、お願いしました。骨やヒレが多いので、食べるのに難儀はしますが、良く煮付けられた魚は身離れも良く、美味しく頂きました。家庭でも煮付けを作る事は出来ますが、一匹まるごと、時間をかけて煮付けるのは大変なので、中々献立にはでませんよね。良くて、切り身の煮付け。

料理が出たときの姿を楽しみ、味わえるのが、お店で煮付けを食べる楽しみだと思います。時間がかかるので電話で先に頼んでおいて正解でした(^o^)

後から来た お客さんが注文したものの、今日は出てしまって売り切れと告げられていたのが、申し訳なかったです。

 

茄子の味噌炒め と 島らっきょうの天ぷら

茄子はいつも田楽を頼んでいたのですが、昨年、初めて味噌炒めを頂いたら美味しかったので、ハマりました。ビールの後の焼酎と楽しんでいたら、島らっきょうの天ぷらが出来上がりました。

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最初は塩で、途中から天つゆで頂きました。独特の辛みが、くせになる美味しさで、鹿児島に来てから、知った料理です。

女将さんが、いつも来てくれるので今日はサービスで超希少な焼酎を少し飲んでみますか? と言ってくれたので、その焼酎を飲ましてもらいました。

 

国分酒造

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霧島市国分にある地元の酒造 ”国分酒造” で作っている焼酎です。さつま国分は、良く飲まれている焼酎ですが、それとは別に、この酒造の杜氏が拘りをもって作り上げた「いも麹」を使って醸した焼酎が、この ”いも100% の いも焼酎” です。

銘柄は杜氏の名前をつけて「安田」。

今回は、その「安田」と、「flamingo orange / フラミンゴオレンジ」を飲ませて頂きました。香りはフルーツの香りで、焼酎とは思えません。でも、口に含むと、焼酎のどっしりとした味わいと、芋の甘さが感じられます。

香りは「安田」の方がくせがあるので、女性は「フラミンゴオレンジ」の方が好まれるかもしれません。

食通でもないし、利き酒を出来るような舌を持っている訳ではないので、自分が感じる感覚は間違っているかもしれませんが、間違いないのは、美味しい焼酎だという事だけです。女将さん、ありがとうございました。

 

今日は珍しく、最期のシメに雑炊を頂いて、鹿児島の食事を堪能しました。

また、寄らせて頂きます!

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